地層崩壊
FUJIFILM X-E3
XF14mm f2.8R
f:8 1/40 ISO100 −0.3EV
14mmUltrawide(21mm/35mm換算)
撮影地:大阪府交野市大字倉治
交野山
白旗池の西で交野山の地質
形成過程がわかる地層が露
出している場所があります
。古くから有名なこの場所
は昨平成30年の大阪北部地
震で崩壊し、荒れ果てた状
態で放置されています。約
8千年前に地中で固まった
が地殻変動により約200万
年前から徐々に押し上げら
れ、現在の山頂近くに露出
した貴重なものです。いず
れ手が加わり元の様に間近
で見られるようになること
を切望します。
源氏瀧碑 (久貝正典識)
FUJIFILM X-E3
XF14mm f2.8R
f:2.8 1/58 ISO100 −0.3EV
14mmUltrawide(21mm/35mm換算)
撮影地:大阪府交野市東倉治2丁目
源氏の瀧
江戸時代、この地を治めた旗本久貝
(くがい)氏。第10代当主、正典は
大坂城在番を解かれた天保9(1838
)年、江戸への帰路、北河内の領地
を回り、鴻池、北条、打上から源氏
瀧で昼食を摂り、津田、藤坂と進ん
で長尾に至り、菩提寺のひとつ正俊
寺に参詣、長尾陣屋に泊り、地域の
主だった者たちに鍬鎌の土産を渡す
とともに拝謁を許した。のち天保15
年になって、この時源氏瀧での感動
を認めた一文に自作の和歌を添え、
倉治村の村役人、加地友三郎に示し
、この碑の建立となった。今は振り
返る人もいない。
開元寺の瀧=源氏の瀧 全景
FUJIFILM X-Pro1
XF14mm f2.8R
f:4 1/12 ISO320 −1.0EV
14mmUltrawide(21mm/35mm換算)
撮影地:大阪府交野市東倉治2丁目
源氏の瀧(開元寺の瀧)
江戸時代享和元(1801)年に出版さ
れた『河内名所図会』にも「開元寺
の瀧」と正しい記載がある源氏の瀧
。現世の私たちが目の当たりにして
いる様々なものは、実は後世に形を
改めたものということに、気づかさ
せられることが多かったりする。『
河内名所図会(ずえ)』の出版当時、
開元寺はもう絵の中にすら存在しな
い幻の大寺となっていたが、取材当
時でも土地の伝えは正しい名を残し
ていたものと思われる。